数年前から水面下で進行していたPRSアコースティックプロジェクト。
私がPRSのファクトリーを2008年4月に個人的に訪ねた際、いくつかの最終プロトタイプや製作前の特別な 材を見せて頂きました。
その時にPrivate Stock総責任者のJoe Knaggs氏がこう説明してくれました。
「これから登場する（販売される）PRSの長い年月にわたるアコースティックバイブレーションへの研究 と執着の結果を期待してください。我々は世界中で可能な限り最上と言える材を用い、卓越した製作能力 でこの“チェサピーク”と名づけられるアコースティックギターを作り上げます。」
そしてこのような ジョークも交えながら、、、
「あなたはラッキーです。この世界屈指のビルディングスキルを持つ職人が めったに入手できないような"最高級の材を使って"作るギターを、注文しさえすれば手にするチャンスが あるのですから！」

その言葉は今、目の前に具現化致しました。
数年にわたる研究開発の成果による特許取得済みのブレーシングパターン、塗装手法、ピックアップシス テム。
それから、細部まで手の込んだ最新のインレイパターン、丁寧に組み上げられたことが手にした瞬 間から伝わる抱き心地と音色.....

このひと品は、写真をご覧頂ければわかるとおり、トラスロッドカバーやネックヒールにもプライベート ストックイーグルインレイが施され、
2009NAMMショウ展示モデルという栄誉を得たギターですので、PRS 社を代表するチャンピオンサンプルとしての風格にあふれています。
ロゼッタパターンやヘッドストックインレイ、ボディインレイ、ブリッジインレイ、その他細かい材の組 み合わせにより、ヘッドストックだけでも感動的な美しさに満ち溢れています。

今年のWinterNAMMショウ・テーマカラーである『Glacier Blue Smoked Burst』（グレイシア ブルー スモーク バースト）に染め上げられたサイド＆バックは厳選された最高級のEast coast curly maple。トップには Private Stock GradeのSitka Spruceが採用されております。

ウルトラライト仕様のWaverly彫金チューニングマシンやエレアコ・プリアンプシステムもハードウェア 面でこの美しさに実用面での頼り甲斐を与えています。

各種インレイが施されている箇所や内容など話し出すとキリがありませんが、とにかく美しくて、価値あ る一本です。 　

余談になりますが、このギターのシリアルは08-#0008。数字もGoodです♪　
しかも先日たまたま入荷時 に来店した世界の某著名高級アコースティックブランドを長く手掛けてきたマネージャーの方が「これは 本当に丁寧に作られているし、鳴りからそれを感じるのが良いですね。素材の良さをうまく出している。 　これは間違いなく売れますよ、本当に！すぐ。　300万と言われれば多少ひいちゃうけど、150万〜なら 正直安いですね。ちょっと羨ましいですよ。（笑）」と品評してくださいました。

この希少にして貴重な一本を手にしてくださるのはどなたか？　私どもも楽しみにお待ちしております。

SOLD

PS#1747 Date on the COA = December 31, 2008