今ではまるで見られなくなった“チューブラーキルト”のカスタム２２TREM
実物は凄い杢目です。

PRSは時々こういう、TOP材に“何かあったとき”、スポット的に変わったカラーを作ります。そこがまたPRS選びの面白い所です。
例えば、アーチを削っていたらシミがあったとか、節が出て来たとかの理由で塗りつぶしに変更になる場合だってあります。今回のこのカスタム２２は恐らくパープルで作りたかったのでしょうが、製造途中に何かが起こってきっとブラックバーストにしたのだと思われます。
PUキャビティにも記載が確認できます。

「本来のフィニッシュであがっていたらなんとも強烈なキルトTOPだったのに・・・」と思うのは我侭というものでしょうか。

サウンドに関して言えば、このドラゴン１ピックアップは、リアとフロントでかなりキャラが異なる組み合わせで作られており、このボディ特性、トレモロ構成との組み合わせで、現行のカスタム２２しかご存じない方にはかなり耳に残るギターになると思います。
ドラゴン１のリアは現行のドラゴン２と違いセラミックマグネットを採用したハイパワーピックアップです。高音のE弦やB弦での“薄くて硬いガラスを割ったような”パキーン！と耳残りするハイエンドは特徴的です。さらにこれと組み合わされるドラゴン１BASS（フロント）は対照的にヴィンテージアルニコマグネットを採用したローゲインピックアップとなっています。これらを組み合わせるとロータリーの各ミックスポジションではシャープでチャキっとしたカッティング音、繊細なアルペジオ（向き）クリーントーンが再生できます。
フロントハムバッカーポジションでは、深く歪ませても音潰れしないソリッド感と甘さとを両立したソロが演奏できます。
ロックだけじゃなく幅広いジャンルに対応可能です。
他のPRSよりもエフェクト乗りも非常に良いギターだと思います。

程度極上ピカピカです。
こんなレアモデルも如何ですか？

【SPEC】
・Maple 10TOP キルト
・マホガニーネック＆ボディ
・ローズ指板
・パープルバーストフィニッシュ
・PRSオリジナルトレモロブリッジ
・ローマスロッキングチューナー（後期Wingタイプ）
・ドラゴンー１　ピックアップSET

SOLD